栄養・運動・休養・呼吸・姿勢・老化・環境・自然

栄養

栄養

私達は、食事によって栄養を補給し生命を維持しています。

食べる事によってエネルギーをつくり、身体をつくり、身体の調子を整えます。

3大栄要素と5大栄要素

  • タンパク質
  • 脂質
  • 糖質
    美味しい食事
  • ビタミン
  • ミネラル
    これを5大栄養要素と言います。
  • 食物繊維
  • フィットケミカル(植物性栄養素)
    これも大切な栄養素です。

食を見直す

  • 今世界から注目されている日本食にはどんな歴史があるのでしょうか。

人類の歴史と食について

  • 人類の長い歴史の中で、99%は飢えとの戦いの歴史でもあった。私達の体は、栄養不足には強い機能を持っております。
  • 特に日本人は身体の中に栄養をため込もうとする「節約遺伝子」という仕組みを持っていて、過剰摂取が続くとたちまちメタボや糖尿病という疾病が生じてしまいます。

縄文時代の食事

  • 縄文時代の食事は「旬食」であり「素材食」自然食そのものだ
    琵琶湖の粟津湖底遺跡で縄文時代中期前半(約4,500年前)の貝塚が発見されました。
  • この貝層からはシジミを中心にタニシ、イシガイ、カラスガイ、コイ、ナマズ、ギギ、スッポン、イノシシ、カモ、猿等や、動物の骨、植物層からはドングリ、トチ、くるみ、ヒシの実などがまとまって大量に出ました。
  • さらに、この貝塚付近で、縄文時代初頭(約9,000年前)の植物遺物層が発見され、栗を中心に、ひょうたん、オニバス、ヒシ、ミズキ、コナラの実などが出ました。
  • この発掘から、縄文人は季節ごとにきちんと計画して食料を獲得していたと推察されます。

    「縄文人の食事は「旬食」であり、素材食でした。

  • 季節そのものである旬のものを食べることによって生命力を補強し、生きるエネルギー源としていたと言えるのでしょう。
  • 1991年(平成3年)今「食」が危ないの特集の中で「縄文人は、季節の野菜や木の実、肉、魚をバランス良く食べていたと言えます」と食文化史研究家永山久夫氏

万葉集の中の食べ物

(永山久夫氏食文化研究家)より

  • 我が国最古の歌集「万葉集」の中には、野菜や山菜、穀物、魚介類、海藻、鳥や動物といった食べ物が多彩に登場してきて、当時の食生活を知る手がかりとして大変貴重な情報源になっている。
  • 穀物
    • イネ、麦、粟、キビ、大豆、あずき
  • 青菜(野菜/山菜類)
    • あおな(かぶ)、ユユアオイ、ヨメナ、マクワウリ、クロクワイ、かぶら、高菜、大根、クズ、ユリ、わらび、ジュンサイ、はす、ひし、ニラ、キク、ヨモギ
  • 果物と木の実類
    • イチイガシ、うめ、えのき、からたち、クワ、くり、ケモモ、すもも、なし、なつめ、もも
  • 海草類
    • かわも、ホンダワラ、こんぶ、やわらかい海藻、みる、ワカメ、おきつも(沖の藻)
  • 魚介類
    • かに、アワビ、あわびたま(真珠)、鮎、いさな(くじら)、いそがい(磯に棲む貝)、かつを、カニ、かひ(貝類の総称)、カメ、シジミ、マグロ、スズキ、ひを((鮎の稚魚)、たにし、ウナギ、若鮎など
  • 動物類
    • 熊、イヌ、うし、オオカミ、キツネ、さる、シカ、しし、うさぎ
  • 鳥類
    • あしがも、あとり、うずら、にわとり、カワチドリ、かも、カラス、きじ、サギ、たか、小ガモ、ヒバリ、ヤマドリ、おしどり

水戸黄門の食事

(小菅桂子杉野女子大学講師)より

  • 「日乗上人日記」日乗上人は水戸光圀に請われて、1661年久昌寺の住職としてはるばる京都から来た名僧である。
  • 「日乗上人日記」は、日乗上人が光圀が引退後の10年を毎日綴ったものです。

水戸光圀が食べた物

  • きりむぎ、伊予素麺、長なしうり、ささげ、柿、はつたけ、松茸、そばきり、もちひ、菊味、吹味噌、御すあへ、なっとう、あずきのひい、
  • でんがく、土用もち、うんどん、きんかん、海苔、まんじゅう、なすび、竹の子、しいたけ、赤飯、うど、ほうれん草、ふき、梅干し
  • 初瓜、ささちまき、もやし、ひへむぎ、せうが、くり、とうふ、あぶらあげ、いも、土筆、コンニャク、お刺身、揚げ豆腐、そうめん
  • 茶漬け、飯ずし、竹の子ずし、やうかん、やまもも、ぬかみそ、からし大根、かんざらし餅、かんぴょう、山芋、ねり酒、松茸むし
  • みょうが、納豆汁、うど和え物、干し柿、そばもち、くず餅、干し大根、タンポポの和え物、いはたけ、白魚、しめじ、焼き松茸、山椒
  • いちじく、梅酒、わらび、山椒の芽、わさび、しろすもも、ならづけ、あおのり、くじら、マンボウ、アンコウ、かつほ、鮭、筋子
  • 鯛、鮎、鯉、牛肉、鴨、みかん、肉桂、胡椒、くこ、けんちん汁、

長寿村棡原の例

  • 穀類、芋類、野菜中心の粗食が山梨県の棡原を長寿村に導いた
  • ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含む麦飯この麦を中心にした、粟・キビなどの穀物、加えてイモ類・野菜を摂取する食生活。
  • 「この食生活こそが長寿の秘訣だと私はみています」と山梨県の古守豊甫医師。
  • その長寿村も高タンパクの近代食が入って長寿村棡原を短命化にした

沖縄長寿の秘訣

  • 豚肉のタンパク質が沖縄を長寿世界一地域にした
  • 人間の寿命や健康を考えるとき、タンパク質の持つ意味は非常に大切です。
  • 沖縄長寿の秘訣はその特色ある料理法にあり
  • 豚肉を食べるのが長寿に結びついたかもしれませんが、昔は、ごくわずかしか食べていませんでした。
  • 現在では、全国一豚肉の消費量が多いのですが、私はその合理的な調理方法に注目しています。
  • また、85才以上のお年寄りたちに、今までに体に良いと言うことで食べてきた食生活の聞き取り調査をされた。
  • その時98%の方が、野菜類を毎日食べていた、と答えました。豚肉に関しては、行事食として月に1~2回食べたくらいで、そうたくさん食べることはなかったそうです。
    過食のない、ほどよくバランスのとれた食生活だったのではないでしょうか・・・と琉球大学教育部尚弘子教授

日本の長寿村・短命村  

  • 近藤正二博士が日本各地に足を運ばれなぜこの土地に長生きする人が多いのかまたなぜ短命の人が多いのか、その研究をされた方です。
  • 長生き村になったのも、短命村になったのも、1番決め手になる原因は、若い頃から、長い間、何十年という間毎日続けてきた食生活にあります。一言で言うならば、そう言う結論です。

マクガバンレポート

  • 1977年(昭和52年)にアメリカの上院議員のマクガバンが提出したレポートのことです。
  • 当時アメリカでは、医療費が1180億ドル(約25兆円)という財政危機を打開するために医療改革が進められました。
  • 上院に「国民栄養問題アメリカ上院特別委員会」がせっちされ、全世界から選りすぐりの医学、栄養学者が集められ「食事(栄養)と健康・慢性疾患の関係」について、世界的規模での調査・研究が7年間の歳月と数千万ドルの国費を投入して行われました。
  • その時5,000ページに及ぶ報告がなされたのですがそれをマクガバンレポートと呼んでいます。
  • その報告の中で「生活習慣病の多発は、アメリカの間違った食生活が原因である」と指摘し、次のように食事の目標が具体的に示されています。

1,食べ過ぎをしない
2,野菜、果物、全粒穀物による炭水化物を増やす
3,砂糖の摂取量を減らす
4,脂肪の摂取量を減らす
5,動物性脂肪を減らし、死亡の少ない赤肉、鶏肉、魚肉におきかえる
6,コレステロールの摂取量を減らす
7,食塩の摂取量を減らす

  • このレポートが大きな反響を呼びアメリカ人の食生活に変化が起こり始め「日本食は健康に良い」ということから空前の日本食ブームとなってきています。
    やめられないこの一杯

日本ではどうでしょう

  • 1983年(昭和58年)頃から日本の食生活が危機的だといわれていましたがアメリカの示した逆の方向に進んできたようです。
    健康第一
  • 年中肉や魚が食卓にのり、自販機ありコンビにあり24時間営業のファミリーレストランがあり食事はいつでもどこでも気軽に出来る。
  • 胃も腸も休まることなく空腹感を覚えることのない生活状態ではないでしょうか。

食の大切さを

  • 食育基本法平成17年6月17日(最終改正21年6月5日)
  • 第1章第2条に
    食育は、食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、国民の心身の健康との増進と豊かな人間形成に資することを旨として、行わなければならない。
  • 第3条には
    食に関する感謝の念と理解
  • 国民の食生活が、自然の恩恵の上に成り立っており、また、食に関わる人々の様々な活動に支えられていることについて、感謝の念や理解が深まるよう配慮されなければならない
    お母さんの味

親から子、子から孫へ

  • これだけ食べていれば健康になる。驚異の○○健康法、○○にこれが効くと言ったことの振り回されることなく、
  • しっかりとした健康観を持ち「我が家の健康法」を創造して親から子へ子から孫へと伝えることが出来ると良いですね。
  • 日本の伝統から学び、地域の食習慣の良いところは残し欠けている分を補い時代にあった食習慣や生活習慣をひとりひとりが創造する時代になってきたと思います。

過食のいましめ

マウスの実験

  • Aグループ 食べ放題グループ
    • 生存日数 350日
  • Bグループ 普通食グループ
    • 生存日数 500日
  • Cグループ 減量食グループ
    • 生存日数 700日

生活習慣病の要因に過食があります。

  • 簡単なことですが、食べ過ぎないようにすることはなかなか難しいことです。
  • 脂肪の蓄積
    • 毛細血管の増加 
    • 心臓負担増加
    • 腎臓負担増加
  • 血管の老化
    • 脳出血
    • 心筋梗塞
  • 代謝の衰え
    • 糖尿病・疲労蓄積

サーチュイン遺伝子とは?

  • 長寿遺伝子とも呼ばれている遺伝子です。普段は眠っているがスイッチが入るとサーチュイン遺伝子が働き始めます。
  • その働きは
    • 動脈硬化の予防
    • 脂肪を燃焼させる
    • 細胞の修復をする
    • シミやシワを防ぐ
    • 認知症を予防する
      等があります。

サーチュイン遺伝子のスイッチをどうしたら入れられるのか?

  • 食事の量を70%に抑えたカロリー制限を続けることによって活性化されます。
  • アカゲザル約80頭を使って20年にわたってカロリー制限の実験を行ってきた米ウィスコンシン大学の事はよく知られています。
  • カロリー制限をしたサルの体毛がフサフサし肌にもハリとツヤがあり、若々しさに溢れている写真はご覧になった方も多いのではないでしょうか。


食品の質の変化

栄養成分

  • 50~60年前の食材の持つ栄養素と今の食材では栄養価も違ってきています。

食品添加物

  • 食品添加物(香料、抗生物質、防腐剤、着色料、保存料など)によって保存が出来るようになり、広く流通が可能になってきました。しかも色や香りもついて一段と美味しそうに見えます。
  • しかし、体には必要のないものですから、体の外へ出さなくてはなりません。それだけ細胞には余分に負担がかかることも忘れてはなりません。

生活環境もみてみよう

  • 食品ばかりでなく殺虫剤、防腐剤、防カビ剤、香料、防炎剤、農薬、排気ガス、除草剤、界面活性剤などの生活環境にあふれています。
  • これらは呼吸器や皮膚から体内に入ってきます。こうしたことも合わせて健康管理を見つめる必要があると思います。
  • 化学物質があらゆる分野であふれています。気をつけてちょうど良いそんな時代に子供達は生まれてきています。

powered by QHM 6.0.4 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional