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呼吸

呼吸

呼吸はオギャーと産声を上げたときに始まり休むことなく無意識に繰り返されています。

呼吸には2通りある

その1つが外呼吸で多細胞生物体が下界から酸素を取り入れて、体内で消費して二酸化炭素(CO2)を放出すること。
二つめの内呼吸(細胞呼吸)とは、細胞が最終電子受容体として酸素を用い、二酸化炭素を放出する異化代謝系です。
呼吸法は多くの方々が実践されていますその中のいくつかをご紹介致しますのでご参考にしてみて下さい。

養生訓での呼吸

  • 調息の法、呼吸をととのへ、しずかにすれば、息ようやく微也。
  • 弥(いよいよ)久しければ、後は鼻中に全く気息なきが如し。
    ゆったりとした気持ちで
  • 只臍(ただほぞ)の上より微息往来する事をおぼゆ。
  • 如此(かくのごとく)すれば神気定まる。
  • 是気を養う術なり。
  • 呼吸は一身の気の出入りする道路也。
  • あらくすべからず。

貝原益軒について

  • 貝原益軒は今から300年前に生きていた江戸時代の学者でその時代に85才の生涯を全うされた人生の達人です。
  • 益軒は寛永7(1630)年筑前(福岡県)武士の家に生まれた。
  • 生まれつき虚弱で、生涯病気に苦しみ、又夫人の病弱につき合い、それだけに絶えず健康に留意し、医薬に心がけ、体質改善に努力し、克己修養のおかげで85才という長寿を得ました。
  • 「養生」を只長生きするために説いたのではなく、真に人生を味わうために、又自分の志を全うするために、長生きが必要だからという熱い思いがあったからだと思います。
  • 養生=健康(明治以降一般の人が養生に変わって健康を使うようになってきた)

深呼吸

  • 大きく息を吸ってゆっくりと吐いていきます。体の緊張がほぐれてゆったりとした気持ちになってきます。
  • 仕事で疲れを感じたとき大きく万歳をして深呼吸してみて下さい。リフレッシュできます。

全身呼吸

藤平光一氏「成功の秘訣は氣にあり」より

年少のころより肋膜炎にかかるなど病弱のため、強い体と心を求めて、座禅や、神道の禊ぎの呼吸法を修行、19歳の時から合気道を学び、最高段位10段を得る。1971年「氣の研究会」を組織し普及に努められた。スポーツ界では、王貞治選手の一本足打法の指導などは有名なお話です。


外界から肺まで酸素を入れて、肺からまた外へ出すのを外呼吸という。その、肺に入れた酸素を血液にのせて全身に送り、栄養を燃焼してその時出来た炭酸ガスや不純物を肺まで持って帰るのは内呼吸
この内呼吸と外呼吸を合わせたものが人間の呼吸である。それと同時に皮膚呼吸というのがある。身体の3分の1火傷をすると死んでしまうというのは、皮膚呼吸が出来なくなるからである。
息を吐くときには皮膚の細胞も開いているし、吸うときには細胞も閉じている。これが皮膚呼吸である。
3つ合わせて全身呼吸という。
どこか1つでも滞れば、それは正しい全身呼吸とはいえない。3つの呼吸が正しく発動されるときに、身体に気が補充されて、ちょうどたき火が風邪に煽られて燃え上がるように全身の活力が燃え始めるのだ。

正しい呼吸を行うためには、以下の5つを守っていただきたい。

①息が漏れるのではなく吐く
②出来るだけ静かな音で吐く
③頭部の気より吐き始め、つま先の気まで吐く
④鼻端より吸い、つま先からはじまり、頭部に充満するまで吸い入れる
⑤吸い終わったら臍下の一点に無限に沈める

次のように呼吸する

①肩の力を抜き、リラックスし、て自然体を作り、臍下の一点を静める。もちろん臍下の一点は無限小だから、力を入れてはいけない。
②口からできるだけ息を吐く(15~20秒をかける)
③全部はいたら、2~3秒待ち、鼻から息をできるだけ吸う(15~20秒かける)
④2~3秒待ってから、再び吐き始める。
実際にやってみると分かるのだが、呼吸では、その深さと呼吸に要する時間が非常に重要な1を占めている。
血管のすみずみにまで酸素が行きわたり、たまった炭酸ガスを排出する内呼吸を完全に行うには、吸って吐いてという1呼吸に、最低30秒、できれば45秒くらいは必要だ
これを1回10分でよいから、1日に合計で30分やってほしい。

1分間1呼吸

正木和三工学博士

正木和三先生は自動ドア、自動炊飯器、エレキギター等3,000件と多くの発明をされ「発明の神様」と言われる発明家です。この呼吸法は博士が、小学一年生の時から行ってきたそうです。
初めは4秒間で空気を吸い、4秒間止め、4秒間で吐く,このリズムを繰り返しているうちにだんだん慣れてくると20秒間空気を吸い、20秒間止め、20秒間で吐く1分間1呼吸が出来るようになります。

20秒間ずつの呼吸が出来るまでのトレーニングとして

  • 4秒間吸って、6秒間止めて、8秒間で吐く
  • 次に6秒間吸って、8秒間止めて、12秒で吐く
  • 8秒間吸って、10秒止めて、16秒で吐く
    2~3年かけてじっくりと取り組んでいくと1分間で1回の呼吸というゆったりとした深い呼吸が出来るようになります。


正心調息法

塩谷信男医学博士

塩谷博士は生まれつき体質が悪く、病気がちであったそうです。大人になってからもよく病気をされた中で何とか丈夫になりたいと若いころから色々な健康法をされました。
最後に納得のいく健康法を編み出し、これを実行することによって、次第に健康を増進し、元気にご活躍されました。
90歳の時、現代医学では絶対不可能とされる病気を治し、若返りを体験されました。
これをきっかけにして、この健康法を正心調息法と名をつけて世に発表されました。
1人でも多くの人に、健康で幸せになって貰いたいとの願いから91歳の誕生日を記念に、正心調息法の普及の第一歩を踏み出されました。
2008年(平成20年)3月14日106歳天寿を全うされました。


正心調息法の特徴

  • 簡易な呼吸法
  • 細かな禁止事項とか矯正事項がない
  • 難行苦行を要求しない、無理をしないことが基本
    呼吸のステップ
    1,息を吸う
    2,息を止める
    3,息を吐く
    4,中継ぎの息をする
    以上の1~4を1回として、25回繰り返すのが、1日の目標となる。
    5,静息普通の呼吸を10回する。

自分の気に入った呼吸法を探してみよう

呼吸法はこのほかにもありますので自分の気に入った呼吸法を探してみて下さい。
呼吸法は続けているうちに自分の物になってきます。
生活習慣と姿勢・呼吸・運動などとの関わりが分かってきますと楽しくなってきます。

健康法だけでなく体育、武術、音楽、演劇などにしても呼吸は基本です。

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